とても飽きしょうなブログ

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今年読んだおすすめの小説

こんにちはこんばんはmatobaです。

 

今年に入ってから読書を習慣に始めた私ですが

月に1冊読むのがやっとな状態のなか

 

個人的に「よかったなー」と思う本を紹介いたします。

 

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砂漠  伊坂幸太郎

 

社会という砂漠に不安や楽観的感情を持ちながら生活を送る大学生男女5人組

物語は4月。居酒屋から始まる

 

さめた気持ちで宴会に参加していた主人公北村

タバコの煙や畳の汚れなどを眺めながらも、盛り上がっているクラスメイトを少し軽蔑した視線で眺めていた。

 

そんな北村の隣に軽薄そうな男「鳥井」がやってきた

「鳥井」はその名の通り毛先のはねた鳥のような風貌であった

 

そんな鳥井と何気ない会話をしているとドカドカと一人の大学生が入ってきた

誰もが視線を無け静まり返る。マイクを手に取った

 

どうやら遅刻した理由の麻雀の話をクラスメイトの前でしはじめたのだ

 

男は止まらず平和とは何なのか戦争が世界で起こっているのに自分達は何をやっているのか自分たちに何ができるのか

 

演説をする男

ヤジを飛ばす生徒たち

 

男はこう言った

「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」

その男の名前は西嶋といった

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軽薄な鳥井、うざいくらい熱い西嶋と出会うことにより動き出す物語

 

ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯、超能力対決などを通じて互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代が爽快に描かれている

 

西嶋を見てると自分がも熱くなっていくような気がして後半は西嶋のウザさも慣れていくような不思議な感覚に襲われる

 

そんな小説

「重力ピエロ」や「アヒルとカモのコインロッカー」など多くの作品を世に出した小説家の一冊

お題「好きな作家」